(スタビレスを木のローターで、普通のへりと同じ様に飛ばす)
 
 スタビレスで最近上手くいったのは、3軸ジャイロ(ロック式でない物)+スタビレス用(ピッチ方向にしなりが強い)のローターを付けた場合で、普通のヘリ以上の感覚で飛行が出来、あとは、腕次第で何でも出来るな〜と思いました。
 
 最近、ラジコン技術でミカドの3軸ジャイロが出来たとの事で、この分野では少し後追いになるが、木のローターと今までのジャイロを組み合わせて何とか自分なりに出来ないかと思いたちました。
 
  (スタビレスにするためにの問題点と特性)
 
  1 ローターの重量で安定性を出しているため、軽いローターほどホバリング時の安定性が悪い
    @ 重りを多くすると危険
     A 3軸ジャイロを付ければ解決する。
     
 (サーボ、ジャイロ等の性能もよくする)
   
B ローターの先端速度を150km/H以上にする。(V=2πR×R) 
     
  2  旋回後・不意な急な頭上げ
     ブレート・スト−ルと言いローターの後進翼が窒息するために起こる現象(スタビ付きは生じない)
     これはピッチが多きなるほど発生しやすい。
 
     
  3 特性としてホバリングピッチから下で頭下げの癖が出る。
                          上で頭上げの癖が出る。           
 
      【例】 上空から降りて来るときスタビレス式は頭を突っ込んでくる。⇒怖い     
                         スタビライザー式は頭を上げてく
 
      【例】 上空の進入時にスタビレス式は頭を上げてくる。⇒違和感がある
                    スタ ビライザー式は頭を下げてくる。⇒慣れの問題
 
  
  4  ローター回転数により、蛇の効き方が大きく変化する。

     @回転数が早いと、速攻で大きく効く
     A回転数が遅いと穏やかに効く           
 
  5  ヘットのダンパーは、シーソローターでかなり固めで調整出来る物が良い


    (スタビレスにするためにの問題点と特性)

1.一番重要な事は、Aの頭上げをどうするか??ということになります
 
  (これに対処するための方法は)
 
   @ スタビレス用のローターを付ける
     ⇒特殊な部品になる⇒汎用のローターにしたい。
 
   A 頭上げを起こしたら、ピッチを一瞬下げる。
     笹倉新造さんの本、本物のヘリの教材にも載っております。
     ⇒『後退翼のローターが窒息する』からです。
 
3.今までは@の方法を取っていましたが、木のローターにしたいので、この部分をジャイロですれば問題なくなる。
 
4.その方法は、
 
   @ エレベータージャイロの出力をピッチサーボに入れたのですが上手く行かなかった。
 
   A エレベータージャイロを2個付け、一つはエレベーター用、一つはピッチ用にして別々に調整するすれば良    い。(ピット用の感度はかなり低いため、低レベルを細かく調節出来る物が良い)。

     (将来はボリュウムを2つ付ければジャイロは1個でもOK)
 
5. その他回転数を高くすると、舵の効きがが速攻で効くため、少し時間をおいて効くようにすると飛ばしやすいと  思います。
   
   将来今のジャイロの様に3軸ジャイロが普及すれば、ローター、構造、安定性が格段に改良されると思います